仕事を辞めたい方の転職成功におすすめ・神田沙也加氏(女優)の名言

必ず不安になるし、すごく緊張もする。毎回何かしら壁が立ちはだかる。でも、だからこそ舞台に惹かれます。

舞台は、生まれや環境など一切関係なくオーディションで判断してもらえるのがいい。

役に合わなければスパッと落とされる。その感覚も性に合っています。舞台を自分の居場所にしたいと思っているんです。

14歳でデビューし、歌や映画、舞台と一通り経験するも、何をやりたいのか自分でもよく分からなかった。

誰もが知る親の名前が重く苦しく感じられたりもした。

いったんリセットし、自分と対話してみよう。

今しかできないことがしたいと思い、海外へ行ったり、様々な作品を観たりして過ごしました。まったく業種の違う仕事も経験しました。

そもそも『働く』ってどういうことなのかをちゃんと知っておきたかった。女優とか歌手は『働く』という感覚や実感が得にくい職業なので。

芸能界を離れたことで「テレビやミュージカルのステージは、望んだからといってすぐに立てる場所ではないんだ」と分かった。その上で、そこへ戻りたいと思う自分に気がついた。

二足のわらじにはしたくなかった。『私はこれをやっている人です』と自信を持って言えるものを1つに絞り、そこだけに向かっていきたかったんです。でないと休む前と変わらないと思いました。

本当にやりたいこと、それはミュージカルだった。

運まかせにはしない。

場違いにもほどがあると、自分の力のなさが悔しくてしかたなかった。稽古場の駐車場で毎日悔し涙を流した。

一つひとつを経験して終えていけば、自分の実力や度胸といったものが変化していくはずだと信じ、乗り越えてきた気がします。

初顔合わせ、舞台本番など、人前に出る時は必ず緊張する。だが、オーディションだけは違う。その瞬間に実力が出せなければ、その作品に一生出演できないと思うと変に度胸が生まれる。

運を天にまかせたりはしません。この時頑張らないでいつ頑張るのか、自分に負けるもんかと思って、寝る間も惜しんで練習し、オーディションに臨みます。

大先輩の大地真央さんに言われた「人生はワンチャンス」という言葉を大事にしている。

新たな挑戦をする時にはいつも「今、この瞬間にありったけの努力をしないとダメだ」と思う。すると、とてつもなく大きなパワーが体の奥からわき上がってくる。

何もやりたいことがないというのは私にとっては恐怖。今は、好きな舞台を仕事にできていることに感謝しています。