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「若者の大企業離れ」からみる今後の就職先・転職先の見極め方を解説

レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役社長の藤野英人さん(カリスマ投資家)が現代ビジネスに書かれている「若者たちの大企業離れ」という記事が注目されています。

そこに書かれていた「藤野さんの話」を簡単にまとめて、人材会社で15年間採用支援をしてきた私が考える「今後の就職先・転職先の見極め方」をご紹介します。

この記事は、就職や転職を考えている方を読者と想定しています。

藤野英人さんのプロフィール

1966年富山県生まれ。早稲田大学法学部卒。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークスを創業。主に日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。

悟り人
悟り人

藤野さんは、著名なファンドマネージャーでカリスマ投資家です。

主な著書に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『投資レジェンドが教える ヤバい会社』(日経ビジネス人文庫)、『さらば、GG資本主義 投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)。

「若者の大企業離れ」記事の概要

藤野さんの話によると、優秀な学生たちは、日本の大企業なんて行きたくないというのが、本音なのだそうです。

私は先日、東京大学と京都大学からトップクラスのデータサイエンティストが集まる場に行きました。そこで「最近、優秀な学生は大企業に行きたがらないって聞くけど、本当?」と尋ねました。するとみんな口をそろえて「当たり前じゃないですか!」というのです。彼らが考えているのは自分で起業するか、ベンチャー企業に入るか、GAFAに行くという選択肢で、日本の大手企業など眼中にありません。

藤野英人さんの話(現代ビジネス)

■学生のコメント

優秀な学生
優秀な学生

僕らの周りで、大手企業に行きたいなんていう人はいませんよ。

優秀な学生
優秀な学生

セクハラ・パワハラとか、ろくなことがないでしょう。

優秀な学生
優秀な学生

頭の固いおじさんの先例主義にふりまわされたくありません。

日本の大企業なんて行きたくないというのが、優秀な学生らの本音なのです。

優秀な若者の本質

「大企業=悪」と言いたい訳ではなく、「大企業=安定=現状維持」というスタンスが、未来を見据えて将来を設計する優秀な若者から見たら、魅力に欠けるのだと思います。

しかも、大企業が「安定」したのは「昭和」の話です。「平成」になると「失われた20年」と言われるように大企業であっても業績は停滞し、「令和」の現在においては、大企業が40~50代を早期退職制度という名前のいわゆる「リストラ」を始めている始末です。

安定を求めて大企業に就職して組織の理不尽に耐えてきた40~50代が、その大企業から見放されようとしているのが現状なのです。

そういった世の中をいち早くキャッチしている優秀な若者たちが、「大企業に期待してはいけない」と考えているのが本質だと私は考えています。

今後の就職先・転職先の見極め方

では、そのような不安定な世の中で就職活動や転職活動をする若者向けに、今後の就職先・転職先の見極め方をご紹介します。

私は15年間人材会社に勤めて、採用担当者や求職者の行動を調査してきました。その経験を踏まえて大切なことをお伝えします。お伝えするのはとてもシンプルです。ですが重要です。

①経営者が魅力的な会社を選ぶ

会社は経営者(特に社長)で決まると言っても過言ではありません。仕事を探す際には、可能であれば、応募する前に希望する就職先の社長に会って、話をする機会を作りましょう。採用担当者に「社長とお話がしたい。会社のビジョンなどを伺いたい。」と言えば、割と高い確率で会う機会を設定してくれるはずです。社長と話した際に、社長は自分の価値観と合わなそうと感じたら、その企業への応募は辞めたほうがいいでしょう。社長の価値観を見極めてください。

②採用担当者が魅力的な会社を選ぶ

社長にどうしても会えない場合もあると思います。その場合は、採用担当者が魅力的かどうかをしっかり見極めましょう。採用担当者は、その会社の「」的な存在です。採用担当者が「やらされ感」を持って、採用業務を行っている場合には、あなたがその会社に入社した場合も同じ感情で働くことになる確率は高いです。

特に注意が必要なのは「見た目が良い」とか「良いことを言っている」だけで採用担当者を判断してはいけません。なぜなら採用担当者も「採用人数〇〇人」というミッションがあるので、八方美人的な発言を言ってくる人がいるからです。

しっかり「本音で語ってくれているか」を見極めましょう。見極め方のコツとしては「この採用担当者と仲間として一緒に働きたいか」です。

以上となります。

皆様の就職活動及び転職活動が素晴らしいものになることを願っています。

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