「会社に不満がある」「転職したい」「新しいことにチャレンジしたい」
現状に不満を抱えて、求人を探している求職者をこの記事の読者としておすすめしています。
あなたの転職活動の背中を押すために、中島聡氏(ソフトウェア・エンジニア)の名言を揃えました。
中島聡氏のプロフィール
中島 聡(なかじま さとし、1960年 – )さんは、日本のコンピュータ技術者、プログラマ。
早稲田大学大学院理工学研究科修了。
マイクロソフトでWindows 95、Windows 98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフアーキテクトなどを務めました。
中島聡氏の名言集
会社にとって重要なものは、たとえ頼まれていなくても勝手に作ってしまえばよい。正式な製品としての承認は、ある程度動いたところでもらえばよい。
締め切り間際に頑張っても、決して良いものは作れません。
何が会社にとって重要なのかを見極め、スタートダッシュで誰よりも早く目に見える形にしてしまう。
日本の会社には「無駄なミーティングばかりで、仕事がはかどらない」「今、やっている仕事の意味が分からない」「長時間労働で疲弊している」と悩んでいる人がたくさんいます。そんな時は、一歩下がって「何が会社にとって大切なのか」を考えてみてください。
無駄な仕事は排除し、会社にとって本当に必要なことだけに時間が割けるような環境を、自分自身のため、そして、自分の周りの人たちのために作る労力を惜しまないでください。
日本は、先進国の中でも、労働生産性の低い国です。そして、それがいつまでたっても改善されない理由の1つが、無駄だと思いながらも、それが「昔からのやり方だ」とか「上司から命じられた」という理由だけで深く考えることなく従ってしまう、当事者意識の欠如にあります。
常に「最小限の労力で最大の効果を得る」という姿勢で仕事に取り組んでください。
自分が本当になりたかったのは「科学者」ではなく「エンジニア」。それも私がやるべき仕事は「大好きで、得意なプログラミング以外にない」ということにようやく気がついたのです。
「自分が好きなこと、得意なことを仕事にした方がよい」という意見には大賛成です。ただし、そこで一番大切なことは、自分が提供できるものと、会社や社会が必要としていることのベクトルを合わせることだと思います。
どんな努力をしても、それが社会や会社が求めているものでなければ価値は生まれないし、報われません。かといって、自分が好きでも得意でもないことを仕事にして、週末だけを楽しみに生きる人生は、あまりにももったいないと思います。
簡単には見つからないとは思いますが、多少の遠回りをしてでも「ベクトルが一致する職場」を見つけることは、充実した人生を送るためにもとても大切だと思います。
優秀な人たちほど「いつかは一緒に働きたい」と思える人のネットワークを会社の内外に持っており、転職や起業の際にはそれを最大限に生かす。
私は仕事柄、日米両方のビジネスパーソンと仕事をしています。そこで感じる一番大きな違いは「当事者意識」の有無です。
米国の企業で働く人は「役に立たなければいつでもクビになる」という緊張感を持ちつつ、同時に「他により良いチャンスがあれば転職する」ことを常に考えているのです。
漠然とした危機感は抱きつつも目の前の仕事をこなすことに忙しく「この業界にいても大丈夫なのか?」「こんな経営者たちに付いていって大丈夫なのか?」という厳しい目を会社に向けずにいるサラリーマンであふれているのが日本なのです。
イノベーションのチャンスは、会社や上司から与えられるものではありません。
大切なことは、自分の立場にかかわらず、当事者意識を持って、仕事をすることです。つまらない仕事や無駄な作業が多いと思うのであれば、堂々と反対意見を表明すべきだし、ダメな上司にたてつく度胸が必要です。
どんなポジションにあっても、会社がどの方向に向かうべきかを真剣に考え、そこで自分ができること、すべきことを精いっぱいすべきなのです。
「長い物には巻かれろ」「出る杭は打たれる」という思考でいる限りは何も変わりません。目立つこと、他人と違う行動を取ることを恐れていては、何も新しいことはできません。それでもあなたの行動が理解されないのであれば、そんな会社は辞めてしまった方がよいと思います。
誰もが起業家として会社を立ち上げる必要はありませんが、少なくとも「この人とならイノベーションを起こせる」と思えるビジョンと起業家精神を持った経営者がいる会社に転職することは、誰にでもできます。
いかがでしたでしょうか?
本来、転職活動は「未来への希望」なので、ワクワクするもののはずです。
これら名言があなたの中途採用に力を与えることを願っています。
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