「会社に不満がある」「転職したい」「新しいことに挑戦したい」など
現状に不満を抱えて、求人を探している求職者をこの記事の読者としておすすめしています。
あなたの転職活動の背中を押すために、朱野帰子氏(作家)の名言を揃えました。
朱野帰子氏のプロフィール

朱野 帰子(あけの かえるこ、1979年 – )さんは、日本の小説家。
東京都中野区生まれ。2001年、早稲田大学第一文学部卒業。会社勤務を経ます。
大学卒業後、マーケティングプランニングの会社に入社。
この時は多くの残業が当たり前で、徹夜も多い所だったといいます。
ここに7年勤務の後、2009年に製粉会社に転職。
この会社では定時退社が基本で、残業をしていたらとても驚かれ、1年のうちに1週間連続したリフレッシュ休暇を取らなければ始末書を書かなくてはならなかったというほどの所でした。
『わたし、定時で帰ります。』は、この社会人時代の経験が基になっているといいます。
2009年『マタタビ潔子の猫魂』(「ゴボウ潔子の猫魂」を改題)でメディアファクトリーが主催する第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、小説家デビューを果たします。
2013年『駅物語』が読売新聞、サンデー毎日、王様のブランチなど多くのメディアに取り上げられ、大きな反響を呼びます。
2015年『海に降る』が連続ドラマ化されます。徹底的な取材と軽快な筆致による作風で人気を博しています。
朱野帰子氏の名言集

空しくなった時、ふと本当の夢が見えてくる。

子供のころから本が好きで、小説家を夢見ていた。しかし、大学時代に現役作家の講師から「作家はベストセラーでも出さない限り食べていけない」と聞かされ、普通に会社員になろうと就職活動を始める。

時代はまさに就職氷河期。ことごとく落とされ、1社落ちる度に、あなたはいらない人間だと烙印を押されているようで苦しかった。そんな過酷な就活の経験が、私を社畜のようにがむしゃらに働く人間にした。

何とか小さなマーケティング会社に入社することができたものの、人一倍仕事を頑張らなければ会社にいられないという恐怖心が常にありました。それが原動力と化し、本当に死ぬ気で働いていました。決してブラック企業ではなかったのですが、自分で自分を追い込んで体を壊したこともありましたね。

プレゼン用の資料作成が繁雑で、毎回膨大な時間を掛けていました。そんなある日ふと空しくなり、その時間をそのまま夢だった小説に費やしてみたくなったんです。それで小説の学校に通い、幾つかの新人文学賞に応募。それだけで気が大きくなって『私は小説で食べていきます』と言って会社を辞めました。

自分の中に、自分のプロデューサーを持つ。

仕事の評価は時間の長さで決まるのではなく何を成し遂げたかが大事なんだ。

私は、心が疲弊している時いつも小説を読んできました。その時間だけはほかのことをすべて忘れられるし、読み終えた後で少し心が強くなるからです。

これまでのさまざまな経験から最近思うことがある。それは、好きな仕事をする人ほど自分を俯瞰する目を持ったほうがいいということ。

自分の中に自分のプロデューサーを持つということでしょうか。好きなことを好きなようにやりたいと思っているうちはアマチュアで、それでは本当にやるべきことがつかめない。ちょっと引いて客観的に自分を見つめ、次に何をすべきかを指示できるようになれば、しっかりと結果も出せます。
いかがでしたでしょうか?
本来、転職活動は「未来への希望」なので、ワクワクするもののはずです。
これら名言があなたの中途採用に力を与えることを願っています。
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