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ウィリアム・オニールさんの新高値投資術「CAN SLIM」とは?

皆さんは、ウィリアム・オニールという人物をご存知ですか?

若干30歳にして証券投資で得た利益で、機関投資家向けの調査専門投資情報会社を設立した天才投資家です。

そこで今回は、グロース株(成長株)への投資で成功する為に、彼が編み出した独自の投資ルールである「CAN-SLIM (キャンスリム) 投資法」について解説します。

プロフィール

1933年生まれ。

証券会社に入社後に独自の投資ノウハウを研究。

30歳の時に株式投資で得た利益でニューヨーク証券取引所の会員権を取得し、さらに、機関投資家向けのリサーチ専門の投資情報会社を設立。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』に対抗し『インベスターズ・ビジネス・デイリー』を創刊。

代表的な著書は『オニールの成長株発掘法』。

ウィリアム・オニールさんはバフェットさんとほぼ同世代で、アメリカを代表する投資家の一人です。

オニールさんの投資戦略は「数ヵ月から2年程度で、数倍~数十倍となる成長株を狙う」というものであり、その独自の投資法は「CAN-SLIM(キャンスリム)」と名付けられています。

この手法は実際に何十倍にも大化けした株1000銘柄以上を詳細に分析して開発したものであり、これによってオニールさん自身のみならず多くの億万長者を生み出してきました。

CAN SLIM(キャンスリム)とは?

  • C = Current earnings(当期利益が良いか?)
  • A = Annual earnings(通年の利益が良いか?)
  • N = New product or service(新製品・新サービスを出しているか?)
  • S = Supply and demand(その銘柄の需給関係が良いか?)
  • L = Leader or laggard?(その銘柄が相場の先導役か?それとも出遅れか?)
  • I = Institutional sponsorship(機関投資家に好まれているか?)
  • M = Market(一歩さがって相場全体の地合いは良いか?)

具体的には、下記のように解説しています。

ウィリアム・オニール氏
ウィリアム・オニール氏

C 当期利益→EPSは高い方が良い

今期のEPS成長率は前年同期比で最低でも+18%か+20%は欲しい。特別益、特別損などの要因で見かけ上、利益がグーンと伸びたようになっているケースは除外すること。EPSの変化率がだんだん加速しているようなケースが特に好ましい。

ウィリアム・オニール氏
ウィリアム・オニール氏

A 通年の利益→年間EPSが急成長している方が良い

1年間のEPSが前年比で最低でも+25%程度成長している株が良い。過去3年に渡ってそのような成長率が維持出来ていればなお良い。来年のコンセンサス予想が今年よりくっきりと高い株でなければダメ。株主資本利益率(ROE)は最低でも17%は欲しい。

ウィリアム・オニール氏
ウィリアム・オニール氏

N 新製品・新サービスが利益成長の原動力であること

新製品や新サービスを出しており、それが消費者や顧客から熱烈に支持されている会社が良い。いわゆる「カルト的」なサポーターを集めている会社を買う事。

ウィリアム・オニール氏
ウィリアム・オニール氏

S 需給関係

品薄株は上がる時も早いが、下がる時は急落する。だから逃げる必要があるときは躊躇せず切る事。

ウィリアム・オニール氏
ウィリアム・オニール氏

L 先導株・出遅れ株

リーダーになっているセクターの一番手銘柄か二番手銘柄だけを買う事。レラティブ・ストレンクス(相対的な株価の強さ)を用いて数値の高い(80%以上)銘柄だけを買う事。

ウィリアム・オニール氏
ウィリアム・オニール氏

I 機関投資家の好み

大手投信会社などの機関投資家がちゃんと大株主リストに登場している銘柄を選ぶこと。

ウィリアム・オニール氏
ウィリアム・オニール氏

M 相場の地合い

どんなに良い銘柄でも相場全体の地合いがお話にならないくらい弱いときは我慢してもダメ。相場が調整局面に入ったら売れるものから(=一番儲かって無い、ポートフォリオのパフォーマンスの足を引っ張っている銘柄)少し処分して軽くしてゆくこと。

簡単にまとめると

「利益成長と株価上昇の強さが際立っている小型株」を狙う。

理想とするのは上場来高値銘柄。

会社が変貌して何十倍というダイナミックな値動きとなっていく局面であり、「上場来高値更新はスタートに過ぎない」と言えるような銘柄を狙う。

書籍紹介(Amazon)

オニールの成長株発掘法

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