「仕事を辞めたい」「転職したい」「会社に行きたくない」など、
現状に不満を抱えて、求人を探している求職者の方をこの記事の読者としておすすめします。
あなたの転職活動の背中を押すために、作家・村山由佳さんの名言をご紹介します。
プロフィール
村山 由佳(むらやま ゆか、1964年(昭和39年)7月10日 – )さんは、日本の作家。
恋愛小説を得意とします。
東京都出身。
立教女学院小・中・高を経て、立教大学文学部日本文学科卒業。
不動産会社勤務、塾講師などを経験したあと、作家デビュー。
『星々の舟』は第129回(2003年上半期)直木賞を受賞。
名言集
仕事を転々としても「いつかは作家になる」と信じていた。
作家という仕事につくために何か努力をしたかというと、何もしていないんです。大学を出てからは、十数個の仕事を転々としました。
それこそアルバイトが載っている求人誌を買ってきては、興味のある仕事を探し、それに飽きたら、次の勤め先を決める前に辞めてしまう。
不動産会社に生花店、モデル、塾講師…、ふとんを圧縮する袋の通販のCMにも出たことあります。
とにかく日々楽しければよかった。それでも不思議と、私はいつか作家になるものだと信じて疑いませんでした。あまりに小さいときから「お話をつくる人になる」と思い続けていたので、地道に努力しなくちゃなんて考えが、頭から飛んでいた(笑)。
一度すべてを手放さないと大きなものは手に入らない。
作風を変えるということは、それまで作家として培ってきた技術やファンを手放すということです。でも私には、不安なんて全くない。
昔、仕事を転々としていた頃から、そうなんです。次の職場を決める前に、仕事を辞めてしまう。そもそも飽き性ですし、ひとつのことを突き詰めるということができなくて。
たとえ大切なものを握りしめていたとしても、次の瞬間、いつでも両手をカラにできる。そのほうが、大きなものをつかめる感覚があるんですよね。
小説を書くときも同じです。「このネタは次の作品にとっておこう」なんて思っていると、ろくなものは書けません。そのとき持っているものは全部、目の前の作品に出し切らなくてはダメなんです。
出し切った後の自分は、空っぽです。でも、空っぽになった危機感で、新しいことをすごい勢いで吸収できるんです。まるで自分がブラックホールになったみたいに、前よりたくさんのことを自分の中に入れられる。なぜだか、わかりませんけどね。でも、私にとっては、それが真実なんです。
たった1つの成功体験を手にできるかどうかが人生を分ける。
なんでも辛抱してしまう草食系の方を見ていると歯がゆいんですよね。自分勝手な衝動を抑えようとするだけならともかく、失敗を怖がって守りに回っている人が多いと思うんです。今、手にしているものを失ったら、そんなにも自分が揺らいでしまうのかと。それは自分自身を見くびり過ぎなんじゃないでしょうか。
人間って、ほんとはとても強かです。心配いりません。自分が心地いいと思うところに飛び込めば、新しい道がきっと開けるはず。そんなに甘くないよと言われるかもしれませんが、案外そういうものなんです。
やっぱり、2つのものを同時に手に入れることはできませんよ。例えば、つまらない仕事が本当に嫌なら、勝負をかけるしかない。勝負をかけるのが怖いなら、つまらなさを享受しないとならない。
でもきっと、本気で勝負をかけたら、そんなにひどいことにはなりません。どうせダメだなんて、それこそ自分を見くびり過ぎです。転んだって命取られるわけじゃない、何とかなるんです、きっと。
一番大切なのは、勝ちをイメージすることだと、私は思います。例えばサッカーの世界でもそうですが、ひとりでも優勝経験のある選手が加わるだけでチームがすごく強くなるじゃないですか。あれは、勝ちを具体的にイメージできるからです。
仕事をしていても、過去の成功体験が多いほど、次の勝負をかけることが怖くなくなる。問題は、初めのたった1つの成功体験をどう作るか、ですね。そればっかりは、思い切って勝負をかけなくちゃ、手に入らない。でも、そのたった1つが、人生を分けるんですよ。
いかがでしたでしょうか?
本来、転職活動は「未来への希望」なので、ワクワクするもののはずです。
これら名言があなたの中途採用に力を与えることを願っています。
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