素材/資源/公共インフラ業界の採用担当者で「求人を募集してもうまく採用できない」とお悩みの方は少なくないのではないでしょうか?素材/資源/公共インフラ業界の採用を成功させるためには、同業界の方の転職意識を理解し、対策を練る必要があります。
そこで人材会社で転職領域の仕事を15年間経験してきた私から、悩める採用担当者へデータを活用しながら採用成功のポイントを具体的にご紹介します。
対象業界
下記いずれかに該当する業界の採用担当者向けの記事となっています。
1.資源・環境・エネルギー
廃棄物処理/環境調査/緑化管理/石油・ガスメジャー/石油・ガス開発/石油・ガス輸送・貯蔵/石油精製/石油・ガス開発サービス/バイオ燃料/燃料卸・販売/資源メジャー/石炭・石灰石開発、販売/石炭開発サービス/鉄鉱石採掘/銅鉱石採掘/貴金属採掘・精錬/アルミニウム・ボーキサイト採掘/レアアース・レアメタル/その他金属採掘/採石
2.素材・素材加工品
高炉鉄鋼/普通・特殊・合金・直接還元炉/ステンレス/鉄系鋳造/単圧(鋼管・鋼板)/鋼線/銅精錬・加工/アルミ精錬・加工/その他金属精錬・加工/スクラップリサイクル/貴金属回収/メッキ・熱処理加工/磁石・磁性材/総合化学/有機基礎化学/無機基礎化学/機能性化学(電子材料・医薬中間体・農薬)/天然ゴム/合成樹脂/合成ゴム/油脂化学/塗料・インキ/酸化鉄・チタン/化学薬品/工業ガス/火薬/肥料/粘着素材・テープ/香料/潤滑油/電池材料/天然繊維/毛紡績/合成・炭素・ガラス繊維/繊維加工(不織布・染色加工)/織布/皮革/ガラス/レンズ/セメント/ファインセラミックス/ニューカーボン/林業・製材/製紙・パルプ/耐火物/ガラス容器/金属容器/プラスチック容器/飲料容器/段ボール/包装資材(プラスチック類・紙類)/金具・作業工具/電線・ケーブル/パイプ・バルブ/ベアリング/スプリング/砥石・研磨材/服飾資材
3.公共サービス
電力(火力・原子力・再生可能エネルギー)/ガス/水道/熱供給
素材/資源/公共インフラ業界の方が詳しく知りたくなる求人情報
それではデータを活用しながら採用成功のポイントを具体的に解説していきます。
※この記事では、キャリア採用ラボが公表した『業界別の転職意識調査』を出典元としています。
素材/資源/公共インフラ業界の方が詳しく知りたくなる求人情報は、「モデル給与、平均給与、評価制度など」と回答した人が最も多く52.6%。次いで「平均残業時間、残業手当など」「休日休暇制度(有給日数など)」「福利厚生制度の詳細」が3割台で続きます。
1位 | モデル給与・平均給与・評価制度など | 52.6% |
2位 | 平均残業時間、残業手当など | 36.9% |
3位 | 休日休暇制度(有給日数など) | 36.8% |
4位 | 福利厚生制度の詳細 | 34.8% |
5位 | 仕事のやりがい | 26.9% |
報酬や福利厚生の充実、ワークライフ・バランスの良さなど、複数のポイントが挙げられているものの、中でも給与面へのこだわりの強さが顕著に表れた結果といえるでしょう。
素材/資源/公共インフラ業界の方が転職先を決めるポイント
次に、素材/資源/公共インフラ業界の方が転職先を決めるポイントでは、「休日が適正に取れて生活にゆとりができる」が47.6%と最も多く、「会社に将来性、安定性がある」「残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる」「希望の勤務地である」が3割台でつづいてます。
1位 | 休日が適正に取れる | 47.6% |
2位 | 会社に将来性、安定性がある | 38.5% |
3位 | 残業時間が適正範囲内である | 33.4% |
4位 | 希望の勤務地である | 33.3% |
5位 | 転勤が無い(少ない) | 24.6% |
全体的に、休日や残業時間への関心の高さや、転職によってワークライフ・バランスの改善を実現したいという心理がうかがえます。
素材/資源/公共インフラ業界の方の仕事のやりがい
そして素材/資源/公共インフラ業界の方の仕事のやりがいは、「スキルアップ・自己実現を実感する」が36.2%と最も多く、次いで「昇給・昇進する」「興味のある分野の仕事をする」が3割台となっています。
1位 | スキルアップ・自己成長を実感する | 36.2% |
2位 | 昇給・昇進する | 35.2% |
3位 | 興味のある分野の仕事をする | 31.6% |
4位 | 自分の裁量で仕事を進めることができる | 29.8% |
5位 | さまざまな専門知識を取得できる | 28.8% |
人事・採用担当者へ~募集要項作成時のアドバイス~
以上の結果を踏まえると、素材・資源・公共インフラ業界の方は、全体的に給与面を重視しつつも、休日なども大切にしたいと考える人が多いという印象です。
そのため求人広告等では、報酬だけではなく、ワークライフ・バランスの良さなどもしっかり訴求しましょう。
「平均の月残業時間は20時間以下」「年間休日120日以上」など、具体的な数字を示しながら、働きやすさをアピールすることも重要です。
また「自己実現」や「昇進」といった点にやりがいを見出す人も多いことから、例えば「明確な評価基準に沿ってステップアップできる」「本人の希望も考慮し、業務や配属部署を決定」など、それぞれの成長やステップアップに本気で向き合う環境がある点などを伝えられるかどうかも効果を左右するカギになりそうです。
ココがポイント
- 給与面だけではなく、働きやすさを重視する傾向も強い
- 求人広告では、ワークライフ・バランスの良さや自己実現できる環境などの訴求も!
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