医師の方で「転職をしたいけど、最初に何をしたら良いのか分からない」と考えている方は多く存在します。
そのような中でも「転職できさえすればどんな職場でもいい」と考える医師はいないでしょう。
自身が理想とする働き方、ひいては人生を手に入れるために、より良い環境を求めて職場を変えるはずです。ただし、希望通りの転職を実現するためには「戦略」が欠かせません。
そこで、今回は医師(ドクター)で転職を成功させた事例をいくつか紹介し、転職活動の参考にしていただきたく考えています。
ケース1:過酷な労働環境からの脱出
とにかく疲弊していたんです。大学病院の消化器内科に勤務していたんですが、その大学病院全体の社風として、とにかく徒弟制度が厳しい。そして、休日もロクにないうえ、休日でも夜間でも些細なことで、すぐに呼び出されるんです。睡眠時間もロクに取れずに疲弊してしまい、神経が磨り減る感じでした。それで転職を決意しました。
面談の際に「年収が多少下がっても構わない」「勤務地にこだわりはない」といった妥協点を教えてくださったので、「これまでどおり、消化器内科勤務」という条件をもとに仕事を探しました。その後、後継者を探していたクリニックが地方に見つかり、マッチングすることに成功しました。
BEFORE
年収:1,600万円
雇用形態:常勤
診療科目:消化器内科
勤務体制:大学病院
転職理由:人間関係に疲れたため
AFTER
年収:1,400万円(↓200万DOWN)
雇用形態:常勤
診療科目:消化器内科
勤務体制:クリニック
転職して実現できたこと:完全週休2日になりプライベートを満喫
ケース2:子育てからの復職
5年前に結婚し、2年前の出産を機に退職しました。それ以来育児に専念していましたが、息子が2歳になり少し手が離れたので、そろそろ医師として復職しようと思ったのが転職のきっかけです。
お子様がいらっしゃるから非常勤を希望していましたので、まずは月、水、金曜と週3回、午前中(午前9時~午後1時)までの1コマということで探しました。その後該当する職場を4件ほど紹介させていただき、その中から、院長先生の気さくなお人柄と、院内設備の清潔なクリニックに就業いただけました。
BEFORE
年収:0円(常勤時は900万円)
雇用形態:―(常勤)
診療科目:皮膚科
勤務体制:総合病院
転職理由:出産を機に退職、育児に専念。息子が2歳になったので職場復帰したい。
AFTER
年収:700万円(↑700万UP)
雇用形態:非常勤
診療科目:皮膚科
勤務体制:クリニック
転職して実現できたこと:産休・育休明けの時短勤務の実現。本格復帰までの計画を立てられた。
ケース3:家族と過ごす時間を増やしたい
私には来年小学校に上がる6歳の息子と、4歳の娘がいるのですが、もう少し、子どもと接する時間が欲しいというのが転職を希望した理由です。一応、休日は保障されていたのですが、どうしても当直明けの日などは、家にいたとしても寝てしまっているだけで、なんだか親として子どもたちにも申し訳ない気持ちになって……。
「当直がない」「定時で帰れる」の2点を希望されていたので、その条件に合う病院を探しながら、面談する中で『産業医』にも興味を持たれていたため、そちらも紹介しました。多様な案件の中から、最終的には産業医の求人に決まりました。
BEFORE
年収:1,100万円
勤務条件:常勤
診療科目:一般内科・精神科
勤務体制:総合病院
転職理由:家族と過ごす時間を増やしたい。 土日祝日が休日が休みの仕事に就きたい
AFTER
年収:1,300万円
勤務条件:常勤
診療科目:一般内科・精神科
勤務体制:産業医(大手○○メーカー)
転職して実現できたこと:家族と過ごす時間、自分の趣味の時間を増やすことができた。生活面で怒らなくなった。
今回ご紹介したサービスを受けられる会社
今回紹介した転職成功事例は「マイナビDOCTOR」からの出典情報です。
マイナビDOCTORは、医療系転職支援サービスでトップクラスの実績を誇るマイナビが運営。高年収、残業少なめ、研修充実など、専任のキャリアパートナーが、医師の希望をしっかりヒアリングした上で、最適な求人を案内しています。
もし転職を検討中の医師の方が居ましたら、まずは登録・相談だけでも行ってみることをお勧めします。
コメント