「会社に不満がある」「転職したい」「新しいことに挑戦したい」など
現状に不満を抱えて、求人を探している求職者をこの記事の読者としておすすめしています。
あなたの転職活動の背中を押すために、有馬頼底氏(臨済宗相国寺派管長)の名言を揃えました。
有馬頼底氏のプロフィール

有馬 頼底(ありま らいてい、1933年2月10日- )さんは、日本の禅僧。
臨済宗相国寺派管長。
初名は有馬永頼。
道号及び現在の戸籍名は頼底。
法諱は承黙。
大龍窟とも号する。
久留米藩主有馬家(赤松氏流)の子孫。
東京市中野区出身。幼稚園時代は明仁上皇の学友です。
有馬頼底氏の名言集

体験から会得したことだけが、自分のものになる。

今は、ものや情報があふれている時代です。そのために、自分で何かを探すというハングリーさが欠けてしまっている人が多い。自分で探さなければ見つからないことがほとんどなのに、探すことを忘れてしまっている。

「生きていてもつまらない」と言う人がいますね。それは、世の中の本当の素晴らしさを見ていないから言うんです。そんなもの、どこにあるのか。そう言いたい人も多いでしょう。誰も教えられないんですね。自分で見つけ出さないとならないことなんです。

自分から何かをつかもうとしなければ、決して見つかることはない。自ら行動を起こす。これが大切なんですよ。

何から始めればいいのかわからない人もいるかもしれません。何でもいいんです。これをしなくてはいけない、なんてことはありません。自由に選択すればいい。アルバイトだっていいし、路上生活者でもいい。

いろんなことをやっているうちに、何かしら光明が見えてくる。「これだ!」と思うものに必ず出会うんです。そしたらそれを見逃さず、パッとその世界に入っていき、そのまま突き進んでいけばいい。

チャンスを見逃さない。これが重要なんです。

仏教の教えに「冷暖自知」という言葉があります。冷たいことも暖かいことも自分で体験して感じてみなければわからない。体験から得たことだけが正真正銘、自分のものになるのだということです。

体験が積み重なってできたものを知恵といいます。知恵があると、本物を見極めることができるんですね。つまり、いろんなことを体験しますとね「これは違うぞ、本物だ」と自然にわかってくるんです。

例えば、AとBとCがあったとします。どれが本物か見極めたかったら、全部自分で体験してみて、どれがよかったか自分で決めるんです。そして自分がいいと思ったもの、それが本物だということです。

情報があふれていると、他人の意見に惑わされがちになる。でも、本物っていうのは、自分で決めるしかないんですね。そして、「これだ!」と思うところに、パッといく。転換することが大切なんです。

転換する力が必要ですね。例えば、道を歩いていると、右を行くか左を行くか決断しなくてはならないときがありますよね。そのときに「よし、右へ行くぞ」と決意する。それが転換する力なんです。

「あれ、左に行ったほうがよかったかなあ」なんて思ってはいけません。「右に行くぞ」と思った自分の決断を信じること。突き進むこと。それで、もし失敗したら、次は左に行けばいい。それだけのことです。

誰だって、失敗したくない。私だって失敗したくないけど、毎日のように失敗します。でも、失敗は成功のもと。失敗がないところには、成功は生まれません。

失敗があるからこそ、学ぶことがある。謙虚にもなれるんです。ですから失敗を恐れてはいけないんですね。

若い人たちには命の価値をもっと知ってほしい。自分は立派な独立した人格である。まず、そのことをかみしめてほしい。

辛い環境に置かれて苦しんでいる人もいるでしょう。会社にむちゃくちゃなことをされて、上司にボロクソ言われて、辛くて辞める。それはいい。辞めること自体は悪いことではありません。

目的を定めてから辞めるべきです。とりあえず辞めてやる、これはダメです。目的が定まらないまま辞めるから、虚無感に襲われる。世の中面白くない、になるんです。

仕事は何のためにするのか。それがわからない人は「われわれは地球に生かされている」ということを、まず感じないといけないですね。人は自分だけで生きているのではない。地球に生かされているのです。

自分だけが救われればいいのではありません。自分も周囲の人も救われなくてはなりません。みんな同時に平和にならなくてはいけないんです。そのためにお互いが協力し合う。そこに働く意義があるんです。

自分のために働くんじゃない。皆さんのために働こう。それで社会は成り立っているんです。

生きていて寂しい人、孤独を感じている人は「人は自分のために生きているのではない。みんなのために生きているんだ」ということに早く気づくといいですね。

「自分は一人ではない。みんなと一緒に生きているんだ」。そう考えることで、孤独ではなくなるんですよ。
いかがでしたでしょうか?
本来、転職活動は「未来への希望」なので、ワクワクするもののはずです。
これら名言があなたの中途採用に力を与えることを願っています。
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