※こちらは、2020年10月29日に『西野亮廣エンタメ研究所』のVoicyで収録された音声をテキスト化したものです。
自分を守っているんだろ?
支援活動をしていると、その活動に対して、意見を言ってくる人がいるのですが、その中でも、大きく間違っているなと思うことを2つ言わせていただきます。
1つ目
今回支援されなかった人はどうするんですか?
行政の活動と個人の活動は別であるということを認識してください。
具体的には、行政の活動は税金で、個人の活動は個人のお金でまかなわれているということです。
税金を使っている場合は、国民は税金の使い道に口をはさむ権利はあると思うんですけど、個人のお金の使い方に口をはさむ権利なんて、1ミクロも無いんですね。
その人が稼いだお金を、風俗に使おうが、パチンコに使おうが、寄付に使おうが、その人の勝手で、そこは他人が口をはさめる領域ではないんです。
これって、めちゃくちゃ当たり前のことなんですけど、そこの線引きができない人って、大人になっても結構多いですね。
まずは、口をはさんじゃいけない領域の線引きを理解してください。
2つ目
支援するなら、魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えるべきだ。
売れるしくみを構築するまで、支援してはいけないのですか?
正解を出せるまで、動いてはダメなのですか?
そうじゃないですよね?
何事もまずは自分が出来る範囲で、自分が出来ることから始めて、試行錯誤を繰り返して、そうしてようやく正解に辿り着くわけです。
正解までの道のりを模索している人間に対して、いきなり正論をぶつけてきて「そんなことでは解決にならないぞ」と言ってくる人に対して思うのは、
それって、他人にアドバイスしているようで、動かない自分を正当化するための言葉だろって思うんですね。
いきなり答えを出せるわけがないんだから、間違うかもしれないけど、まずは一歩踏み出さなければいけない。
歩き出さなきゃ辿り着かないという当たり前の話ですね。
おしまい
作品
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