皆さんは、うろこを持つ唯一の希少な哺乳類・センザンコウ(Manis pentadactyla)をご存じでしょうか?
体の表面に殻とも装甲ともいえる部分があり、体を丸めることで、天敵からの攻撃から防御します。
そこで、この哺乳類の形態とかわいいインスタ画像をご紹介します。
センザンコウ
センザンコウは、哺乳綱鱗甲目(りんこうもく、Pholidota)に分類される構成種の総称。
現生種ではセンザンコウ科のみで鱗甲目を構成します。
鱗甲目は以前は有鱗目とされることもありました。
形態
センザンコウ
腹部と四肢の内側を除いて、体毛が変化したマツボックリ状の角質の鱗で全身を覆っています。そして、鱗は定期的に生え換わります。
センザンコウ
全体的な姿は、南米のアルマジロ類に似ていますが、アルマジロの鱗が装甲としての機能しか持っていないのに対し、センザンコウの鱗は縁が刃物のように鋭く、体に比べて長い尻尾を振り回すことで攻撃にも利用されます。
センザンコウ
オオセンザンコウは体長75 – 85センチメートル、尾長65 – 80センチメートル、体重25 – 33キログラム。
オナガセンザンコウが体長30 – 35センチメートル、尾長55 – 65センチメートル、体重1.2 – 2.0キログラム。
センザンコウ
オナガセンザンコウやキノボリセンザンコウは物に巻きつけることができる長い尾をもち、オナガセンザンコウの尾椎は46 – 47個で哺乳綱の中では最も多いです。頭部は円錐状で、頭骨は単純な形状をしています。耳介は退化しているか、消失しています。歯や咀嚼するための筋肉はなく、角質の胃で獲物をすりつぶします。
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